働く女性の不調
身体のゆがみはダイエットの大敵2021.12.22
モデルのようなスリムな体型は、誰でも憧れると思います。
しかし、その憧れ以前に年々、理想のスタイルからかけ離れていませんでしょうか。
また、歳を重ねるごとにダイエットがしづらくなると感じることはないでしょうか。
思うようにダイエットが進まないと、より付加の高い運動をしたり、過度な食事制限をしたくなりますし、逆に人によってはダイエットそのものを諦めてしまうかもしれません。
もし、このように年々理想のスタイルからかけ離れたり、ダイエットにくじけそうになるようでしたら、一度自分の「身体のゆがみ」に目を向けてみませんか。
実は、体型を改善・維持するためには「身体のゆがみ」を正すことが近道なのです。
人の身体はゆがんでいるもの
右利き・左利きなどがあるように、1人ひとり身体を動かしやすい方向があり、これに伴い同じ部位でも左右で稼働の頻度や負荷が異なります。
この左右の違いがわずかであっても、この動作が毎日積み重なると、左右のバランスの違いが大きくなり、これが「身体のゆがみ」となります。
このように左右または部位ごとに「よく動かす(使う)筋肉や関節」と「あまり動かさないところ」がでてきます。
そして、この「あまり動かさない筋肉や関節」は、次第にその周辺の筋肉も含めて動きが鈍り、硬くなっていきます。
そして、この動かないところに「脂肪」が溜まっていくのです。
よく「ダイエットのおかげで体重は落ちたけど、一番細くしたいウエストまわりのぜい肉が落ちない」などの話を聞きますが、これはお腹まわりをあまり動かさず、それ以外の動きやカロリー制限で体重を落とした場合に陥るパターンです。
ダイエットしたい部位は特に動かす
手っ取り早くダイエットするためには「消費エネルギー>摂取エネルギー」とすればよいので、無理な食事制限をする方もいると思います。
しかし、最低限必要なエネルギーさえも下回るような食事制限は、脂肪以外にも筋肉も減らしてしまいます。
筋肉が減るということは、基礎代謝も落ちるということですので、食事制限を解除して元に戻すと、それまで以上に余剰エネルギー(カロリー)を抱えることになるので、以前より太りやすくなります。
つまり、元々基礎代謝1650kcalの方が2000kcalの食事をしていた場合、極端な食事制限で筋肉を減らしてしまい、基礎代謝が1500kcalになり、ここで元の食事2000kcalを摂ると余剰エネルギーが500kcal(2000kcal-1500kcal)になり、以前の余剰エネルギー350kcal(2000kcal-1650kcal)を大幅に上回り、リバウンドするということになります。
このため適度な運動が必要なのですが、何も筋骨隆々という必要はありません。
前述のとおり「身体にゆがみがある=あまり動かしていない部位がある=そこに脂肪が溜まる」ということですので「動かしていない部位を意識して全身を使うこと」で自然と基礎代謝がアップしていきます。
全身をバランスよく動かす(特に動かしていないところは意識して動かす)。
これにより身体のゆがみが改善され、結果的にダイエットもスムーズに進むのです。