マタニティ中の不調
マタニティ中の胃痛・胃もたれ2021.12.22
マタニティ中は、本当に色々な身体の変化が起こりますよね。
その中のひとつに胃痛・胃もたれがあります。
それも、妊娠前期と後期では少し原因が違います。
妊娠前期にみられる胃痛・胃もたれは、つわりによるものがほとんどです。
みぞおち付近が痛み、むかつきや吐き気をもよおします。個人差はありますが、まったく食事ができないほどの痛みを感じる人もいます。
つわりによる胃痛の原因ははっきりしていませんが、ホルモンバランスの乱れから胃腸の働きを弱め、自律神経の崩れから胃液の分泌が乱れ、消化不良や胃痛・胸やけを起こします。
《妊娠前期の胃痛・胃もたれ・胸やけの対処方法》
まずは消化させやすくするために唾液をたくさん出します。
すなわち、よく噛むことです。
そして、胃の負担を軽くするため、ゆっくり食べます。
粘膜を守るためにも、刺激物は避けて、ヨーグルトなどで保護します。
他にも、胃酸が逆流しないように食後1時間は横にならないでおく。
この間に胃の経絡のツボ押しをする。
ゆったりと深呼吸をする。といった感じです。
当たり前で簡単なことなのですが、ゆっくりよく噛むことすら出来ていないことがほとんどです。
意識ひとつで変われることなので、実践してみてください。
妊娠後期の胃痛・胃もたれは、赤ちゃんが大きくなることで子宮が胃を圧迫し、消化不良になったり、胃酸が逆流しやすくなったりするのが原因です。
《妊娠後期の胃痛・胃もたれ・胸やけの対処方法》
赤ちゃんが大きくなっていくことはすごく嬉しいこと。
その分、内臓のスペースは狭くなるので少量の食事をこまめに摂ること。
食物繊維を中心に消化に良いものを食べること。
長時間座っていると圧迫感が増すので、立つもしくは、仰向けで寝て、胃と横隔膜あたりに優しく手を当て少し上(頭方向)に持ち上げながら深呼吸をします。
いづれにしても、つわりを含め、胃の症状は赤ちゃんが成長している証なので、辛いですがもう少しで赤ちゃんに会えることを楽しみに前向きに過ごしましょうね。